「序章」

「結果から始めます」

*喉を乾かせる。
*ボトルの文字やデザインを見させる。
「潜在的なお客さんを作る」
ということで、前置きが長くなりましたが、
咲くカフェ的集客術の最終目標の「結果」は、、、、、
『潜在的お客さんを作る』ということです!!
つまりそれは「まだ咲くカフェに来ていない人」「大子にも来たことがない人」だけれど、「咲くカフェに行きたいと思う人」を作る事!

「潜在的なお客さん」。
まず、通りすがりでお店に来るお客さんをターゲットから"外す"ことは大前提。
「咲くカフェに来たい」と思い、「咲くカフェを目指して来るお客さん」を作ることが"大切"なのです。
そしてその前に、大子の様な小さな田舎町の課題が関わってきます。
町自体の人口が約15000人。そしてその中の高齢化率が県内ダントツトップ。
周辺人口も少ないので、町の常連さんを増やすのに時間は掛かるし、日常的に利用してくれるお客さんの数には限界があるのは当然。
これはおそらく、日本全国にある地方のサービス業の大きな課題であると思われます。
なので、ターゲットを町外・県外・国内・世界へと広げることが初期の目標の一つでした。
ただ「咲くカフェ」というかその前の「宮田邸」の時代から、最初の段階で注意し意識したことは、「潜在的お客さん」を増やすことは前提に、町の人が利用したくなる様な「日常と非日常の混在する場所」ということ。

僕の考えでは、、、
「日常」= 町民の人が日常で利用しやすいお店・利用したくなるお店 = 『町の飲食店』
「非日常」= 外から来た人が「非日常」な空間や自然、体験などを得られる所 = ある意味『観光地』
実際、こんな地方でお店を開く場合。
上記に挙げたように『町の飲食店』では限界があるし、今後減少していくのは目に見えている。
かといって『観光地』とするにも、大子で言う「袋田の滝」「月待の滝」位に、観光シーズンで一年分の売り上げを作るような、ビッグな観光地になれれば別だが、そんなことはまず難しい。
そして地元住民があまり行く機会のない『観光地』となると、シーズンによってもの凄く落ち込む。
逆を返せば、観光シーズンに一年分を売り上げないといけない訳だ。
・・・となると、地方での起業は難しい??
そこで、さっきの「日常と非日常」なんです。
外から来た人が「感動」を得られる様々な「モノ」を提供しつつ、町民の人も日常的に利用しやすい「内容」を提供する。
だからこそ、宮田邸時代のメニューでも、咲くカフェのメニューにも、実は「キムチ & コチュジャンキュウリ 400円」も存在しているんです。笑
外の人は「めちゃお洒落で自然に囲まれたカフェ&ゲストハウス」
町の人は「気軽にランチにも飲みにも行けるお店・気軽に家族でも夕飯に行けるお店」
という風に。
だって「お洒落だけど、町の人が利用しないお店」ってダメじゃないですか??笑
値段設定も含めてね。「お洒落 = 値段が高い」の"イコール"には、僕は疑問を覚えます。
「たまに行くのは良いけど、日常的に通うにはちょっと高いよね。」ってお店だと「う~~ん。と。」
そんな空気はすぐにみんな見えちゃいます。
町の人(若い人も、お年寄も、子連れのママさんも、パパさんおじさんも)も利用していて、さらに外の人にお勧めしたくなるようなお店。誰かに聞かれたら「咲くカフェ」が良いよ!って自信を持って言えるお店。
そして、外の人が非日常的に感動できるお店。
その"さじ加減"が大切な一つ。
ここでいかにその町に根を張るか。町の人に支えてもらうか。
そして支えてもらいながら外の人を取り込む。
= 潜在客を増やす話に繋がる訳です。
僕は宮田邸でも咲くカフェでも、実際にお店に来るお客さんではなく、潜在的なお客さんを増やすことにずっと力を入れてきました。
ということで、長かったですがここまでが前置きの様な物です。
さて本題に入りましょう。
「ホームページを持ちましょう」
長い前置きを終えましてw
さて、具体的な話をしましょう。
その1。
ものすごく当たり前の話です。
「ホームページ」を持ちましょう。
「は?? そんなこと??」と読むのをやめないでくださいね。笑
(だからぁ「○○をすれば集客できる」っていう話ではないと言ったでしょっ!!笑)
「ホームページ」の重要性について話します。
このネット社会に於いて、まずはWeb社会に看板を立てないと始まらない。
「Instagram」「Googleマイビジネス」「Facebookページ」「twitter」「食べログ」「ぐるなび」「LINEオフィシャル」etc............
「上記のようなサービスは全部やってます!!!」って???
そりゃ全部やってたらまぁまぁ良いけど、、、、(というか咲くカフェも全部やってますけど。。。)
・・・でも、上記は全て「外部サイト」です。
外部サイトでは無い、自社のサイトが「ホームページ」。
つまり、それが全世界のWorld Wide Web (WWW)の中に、自分の看板を立てるということ。「www.○○○.com」という風に。
外部サイトは、結局世界中に莫大な数あるWebサイトの中の一サイトの中に間借りしているだけ。
ショッピングモールの中の一部を借りているような物。=Web上に看板を立てているのは「イオンモール」であって、自分のお店ではないのです。

そしてホームページの具体的な重要性・存在意義は、また後々の話で関係してきます。
なのでホームページの在り方、見せ方、掲載するべき事などは後半で。
「基本中の基本。ホームページとSNSの違い。」
ここでまず「ホームぺージ」と「SNS」、「その他外部サイト(食べログなど)」の違いを再認識しましょう。
「ホームページ」=自分が乗せたい情報・見せたいもの・伝えたい事=つまり自分が表示させたい物を自分の好きな様に表示させることが出来る。
「SNS」=最新の投稿が常に流れては消えていく。「どういうお店なのか?」という「見る人が見たい情報」を安定して提供できない。
「その他外部サイト」=基本情報は固定だが、全てはそのサイトのフォーマットの中に存在するだけで、情報の内容も薄い。信憑性もない。そもそもお店の人が管理していない場合も多い。= 信頼度は無し。
つまり結局「ホームページ」でないとダメなんです。
ただ唯一ちょっと別枠にあるのが「Googleマイビジネス」。
Googleという巨大サイトの中に無料で持てるビジネス枠。
Web検索などをした際に、いずれの"外部サイトに入ることなく"表示されるビジネス情報というちょっと変わった存在。
"外部サイトでは無く"Googleというブラウザを通して、直接世界に情報を発信できるツールと言える。
これはやっておいた方が良い。
言うならば「SNSに1件投稿する暇があるなら、Googleマイビジネスに投稿した方が良い」と思う。(ただし、業種によって最新情報を投稿できない業種があるらしい。)

話は逸れましたが、やっていて絶対に損はなくプラスになるサービスです。
「SNSで集客を考えることはそもそも間違い」
SNSが流行れば流行るほど、
「Instagramで集客を!」「SNSの集客ツール」「Instagramタイアップ発信」とか様々な業者さんの営業が来ますが、僕は「SNSで集客をすること自体がそもそも間違っている。」と思っています。
だって考えてみて。
そもそも「SNS」っていうのは、テレビとか雑誌とか大きなメディアではなく、自分の友達・親戚・同僚・知り合った人とか、自分が好きな有名人とか、1対1の小さいコミュニティーの中で、広告とか宣伝ではない、自分が信頼できる情報を得られるからこそ広がったサービス。
Facebookは元々リアルな知人だけのつながりのサイト、Twitterだって自分がフォローしたい人だけの情報を見るサイト、Instagramだって似たようなもので、ハッシュタグで知らない人の投稿を見たりすることはあっても、基本は同じ。
だからこそ、自店のことを知らない人に向けて「お洒落カフェ咲くカフェ! 料理美味しい咲くカフェ!」ってアピールしたところで、それは結局「広告でしかない!」。
だから「SNSで集客をしよう」という発想が、そもそも「理屈が矛盾している」んです。
かつて天下だったテレビ業界でも、今や広告業界が厳しい時代です。広告じゃ売れない。
そんな時代に今更またSNSで「広告」っていう同じことやってどうするんですか。

ここで「潜在的なお客さん」の話に関わってきますが、例えばSNSでフォローしてくれている人、「いいね!」してくれた人、そういった人たちはすでに「潜在的なお客さん」なんです。
だから、自店が広告を使わずとも、どんなにSNSを頑張ったところで「すでに潜在的なお客さんになっている人にアピールしているだけ」でしかないのです。
だから咲くカフェとしてのSNSは、お店のお知らせを流すツール・ファンにエンターテイメントを届けるツール、そんなものとして思ってやっています。
じゃあどうしたらいいの??
「SNSで発信するのは自分じゃないんです。」→「第三者」なんです。
中盤戦の核心をつきました。「発信するのは他人なんです。」
第三者の人が「大子の咲くカフェに来た!最高~!」って発信するからこそ、 それを見た家族・知人・友人が反応する。
つまりそういった背景があり最近は「インフルエンサー業」的な人や業種も増えてますよね。
もちろん咲くカフェではそんなインフルエンサーや業者さんにお金など払いません。
では第三者に発信してもらうためにはどうしたら良いのか?
(※この課題は広告代理店業界の中でも、課題として挙げられているテーマだそうです。)

「SNSで第三者に発信してもらためには?」
ここで一気に人間の心理的な部分に話が移ります。
人というものは、何かしら感動をした時に人に伝えたくなります。
「驚き」「悲しみ」「喜び」etc...
その感動が大きければ大きいほど人に言いたくなります。
例えば想像してみてください。
仕事からの帰り道。
ふと道を歩いていたら、道端にワニがいた。
「ワニだ~!!」
絶対家に帰って家族に言うでしょ?笑
むしろその場で電話して「今ワニがいる!」って伝えるでしょ?
むしろ写真やムービー撮って、すぐさまネットに投稿するでしょ?
そういう事。笑
イイ話しちゃった。笑

つまり自分のお店に来た人に「感動」をしてもらう事ができれば、
自然とその第三者であるお客さんが発信してくれるんです。
では、どうしたら感動を与えられるのか?
「人に感動を与えるためには?:前半」
人に感動を与えるにはどうすれば良いかを考える前に、逆のことを考えてみましょう。

ハイレグのビキニおばちゃんとか、ワニも同じことね。笑