「『Saku Cafe Deli』の始まり」
「実際に店の前に出した張り紙」
「新しいお店を作る、っていう話。」
Webページ製作中の画面。
「4月15日(水)- 休業2日前。」
一番最初に作ったのは「Saku Cafe Deli」の名前とロゴ。
実際に撮影した写真の一つ「アボカドシュリンプカップサラダ」
「4月16日(木)- 休業前日」
「大切な」Webページ作りです。
Saku Cafe Deli ページのサンプル
メニュー写真で商品の印象を与えてから、実際のメニューの詳細を添える。
当然、全メニューを価格と共に掲載しました。
つまり、 お客さんがこのページを見れば「何を買えるのか?」「どんな物が買えるのか?」「いくらなのか?」「どうやって注文すればいいのか?」そういった基本が全て分かり、さらにページのイメージでお洒落な印象を与え、見る & 買う楽しさも付加価値として与える。
「テイクアウト始めました!」というお店さんで、じゃあそのメニューはどこでどうすれば見られるの?? 「テイクアウトメニューのプリントを店頭に置いてございます。」なんてことは(勝手な想像ですが)全国的に多いと思います。
それで「SNSに上がってたよ~」なんて話を聞いて見てみるけど、SNSだからすでにその投稿が下に下がり探す手間・・・。しかもSNSだから、メニューの中の一部だけの紹介だったり・・・。なんてことも「あるある」ですよね。
さらに紙のメニューも、とりあえずメニュー名と値段が書いてあるだけの様なただの情報だけのメニュー表など、、、。
だから、結局まずは「オリジナルのWeb」が大切なんですね。
これは僕が「咲くカフェ」の集客の話でもみんなに訴えている事。
SNSにしろ、グルメサイトにしろ、どこかに登録して掲載する媒体だと、そのサイトの構成(システム)の上でしか情報を掲載できない。=手のひらの上で転がされているようなものです。笑
自主のオリジナルページであれば、お客さんに伝えたいことを伝えたいように表示しておけるんです。当たり前の話ですがw
だから逆に言えば、お客さんが知りたいと思った情報を、いつでも全て把握してもらえるんです。
Saku Cafe Deli (咲くカフェデリ) のメニューはこちら。
https://saku.cafe/deli.html
とね。
「そんな、わざわざWebページ作って、アクセスが無かったら意味無くね??」ですって??(2回目w)
・・・考えてみてください。
現代人の大半の人がスマホを所有して、1日何時間もスマホの画面を見ているんです。
(70歳代の僕の両親でさえ二人ともiPhone & PC所有。)
です!笑
実際にオーダーで用意したカップサラダ
補足すると、Webページを用意した上で、サイトへのアクセスを促すために、様々なお知らせを流すのにSNSを使うんです。
「『Saku Cafe Deli』オープン!」とか「新メニュー『〇〇』追加!」とか「デリバリー始まりました!」とかね。自然とアクセスは生まれます。
結局、Webページがあるからこそ、SNSで流した情報がどんどん下に流れてしまっても、Webページに行けばこれまでのすべての情報が見られる訳ですね。
(*ここ大切 ※逆に言えば、SNSの投稿をどんなにたくさんの人が気になっても、その記事の詳細やお店の詳細を調べた時に、「何も出てこないじゃん」じゃあ、釣り針に餌を付けて撒いているのに、釣り糸が付いてない釣竿を使っているような物です。)
実際、4月16日(休業(デリオープン)前日)に、SNSでデリの告知をしたところ、4/16のホームページのアクセス数は350人を超えました。(その頃の普段のアクセス数は1日50人~100人程度ですから、咲くカフェデリに注目を集めることに成功したと、その時点で手応えを感じました。)
「4月17日(金)- Saku Cafe Deli オープン!」
そしていざ「Saku Cafe Deli」スタート日。
出勤は僕と、正社員の晴美さんの二人で9時入り ~ 商品の引き渡しの最終が18時までなのでその頃までの出勤。
ぼちぼちオーダーはあったものの、ぶっちゃけ初日の売り上げは1万5千円くらい。
でも、テイクアウトを始めて、SNSで告知した翌日の初日にしては「反応があって良かったな。」と感じた覚えがあります。
空いた時間に社員3人でSNS投稿用の写真撮影。
「エンターテイメント性」
Saku Cafe Deliで気を遣ったことの一つに、エンターテイメント性を持たせること。これも大切。
ただ単にテイクアウトメニューを掲載するだけではなく、面白味や特別感を付加させていきます。
実際に提供したカップサラダ
「予想外に新しく見えたこと。」
今回のこの騒動で、「テイクアウト事業」=「Saku Cafe Deli (咲くカフェデリ)」を始めて、意外な事に気が付きました。
この町・大子町では「外食習慣が盛んなのは"一部の人"」=「自宅で食事が一般的」=「お持ち帰りのお総菜等が有難られる。(出前や宅配なんてのはあまり無いし。夜は特に無い。)」
そういった一つの「文化」とでもいう様な風習があることに今更気が付かされました。
それを感じた時に、ふと思い出した、
当時、学生だった咲くカフェスタッフさんとの何気ない日常会話。
LEMS「大子で夕飯に外食する時って、どこに行くことが多い?」
スタッフさん「私の家はあまり外食しない家だったので、大子のお店にはあまり行ったことが無いです。」
その時は「ヘぇーー!?」と思いましたが、今思うとそういう事だったのですね。
夕食向けのファストフード的メニューとして追加した「パーティーフライBox」
「咲くカフェの新事業として継続。」
こうしてコロナの一連の騒動の中、6月から通常営業を再開してきましたが、この「Saku Cafe Deli」は咲くカフェの事業の一つとして継続営業することにしました。
そして夏の間と9月と、大子町のテイクアウトメニュー購入補助金の事業があった事もありますが、通常営業での売上とは別にテイクアウトの売上が付くので、この田舎町で安定した数字を作っていくのにはとても有難い存在です。
夕食向けのメニュー「4500円 咲くカフェスペシャルオードブル」
そうそう、もう一つ発見したテイクアウトを通常営業の中に取り込む、大切な利点が「ピークタイムが重なりにくい。」ということ。
ランチのテイクアウトをオーダーする人は、「その時間より前に受け取りに来る」。夜も同じ。
しかも夕食向けテイクアウトメニューの場合、「オードブル」「肉Box」「パーティーフライBox」など、大型メニューがあるため、売り上げは上がるが、手間と時間も掛かる。
でも、夜のテイクアウトオーダーの受取時間が17時~18時頃がメインのため、作るのはそれより前の時間帯。
つまり、通常営業では"一番暇な時間帯"に作れるんです。
そして、夕食メニューをお渡しする頃に店内利用のお客さんが入ってくる。という流れ。
【時系列】
10時半~11時半頃 テイクアウトオーダー対応
11時~12時 テイクアウトお渡し & 店内利用客入店
12時~15時 ランチタイム
15時~17時 ディナーテイクアウト対応
17時~18時 テイクアウトお渡し & 店内利用客入店
18時~ 店内オーダー対応
という風に、交互に仕事が流れていくんですね。
なので、来店客も多い日にテイクアウトオーダーも多くなると、朝から晩までノンストップで時間に追われっぱなしの身体も精神も最悪の状態になりました。笑
「これ以上は無理!」とテイクアウトの予約を受付終了にしたり、、、、逆に「17時まではテイクアウトのオーダー対応のためあと1時間はお料理がお出しできません。。。」と店内客にお伝えしたり、、、とにかくバッタバタの日々でした。笑
お陰で、スタッフ全員のメニュー対応、テイクアウト対応のスタッフ間の連携やオペレーションはあっという間に成長しましたね。笑
そんなこんなで、店内利用のお客様の場合、オープン直後とか夕方前とかいわゆる暇そうな時間帯にいらしてしまうと、逆になかなか料理が出ない!っていうことは、今もなおあるあるの状態ですね。
ということで、「Saku Cafe Deli (咲くカフェデリ)」はこれからも続け、皆様の家庭に咲くカフェのハッピーをお届けしたいと思いますのでよろしくお願いします。